Pythonを使ったデータサイエンスをiPadで

Pythonを使ったデータサイエンスをiPadで

pythonの学習で使っているiPadアプリJunoの紹介。


iPadを用いてプログラミング学習をしている。その中でも最近はpythonでデータ分析の勉強をしている。そこで大活躍しているのがJunoというアプリ。

Juno

https://apps.apple.com/jp/app/juno-jupyter-python-ide/id1462586500?l=en

このアプリを一言で説明するとiPad用のPython統合開発環境。さらに平たく言えばiPadでPython使えるようになるセットパックのようなもの。このアプリ一つでPythonを一通り使えるだけの環境が揃う。

PCでプログラミングをする人は分かると思うが、プログラミングはその前の開発環境の設定が地味にめんどくさい。しかし、JunoならApp Storeからダウンロードしてくるだけで自動で環境が組み上がってくれるのでありがたい。

その分PCでの開発環境に比べると拡張性等は劣る部分はあるが、元々カバーしている範囲が広いため基本的なことはほとんどできると感じている。

私の使用用途

私は最近データ分析の手法を勉強していて、その中でPythonを使っている。

その際、PandasやNumpyといったpythonのライブラリを使うのだが、これらのライブラリiPadで使える数少ない環境の一つがこのJunoである。

ちなみに使っている参考書は下記。

私はJavaをかじったことがある程度の人間でゴリゴリコードを書いた経験もないし数学の知識も高校の数2Bまでしか習っていないけれど、なんとか理解出来ているのでpythonを用いたデータ分析の入門書として本書は非常に良書だと感じている。

しかし、この参考書が想定している開発環境はJunoではないため、参考書のサンプルコードをそのまま打ち込んでもエラーとなって動かない箇所があり、エラーの解決は独自にネットを駆使して対応する必要がある。

https://amzn.to/3UtFE2w

Junoの使用感

Junoを使い始めてかれこれ数ヶ月経つ。使用感としては非常に良い。

JunoはJupyter Notebookという開発環境をサポートするアプリだ。(Jupyter Notebookについて詳しくは→ https://udemy.benesse.co.jp/development/python-work/jupyter-notebook.html)

簡単に言えば、Inという項目にコードを打ち込むと、その結果が出力されるという形式でコーディングが進んでいく。

写真1

写真2

何よりpandasとnumpyというデータ分析に必須のライブラリをちゃんとサポートしてくれているのがありがたい。iPad用のPythonを使えるアプリでもうひとつPythonistaというアプリがある。このアプリも非常に使いやすいものではあるが、こちらはpandasをサポートしていない。そういった理由から現状では、iPadでデータ分析を行うならJunoを使ったほうがいいと考える。

Junoのメリット・デメリット

最後にJunoのメリットとデメリットをまとめておこう。

メリット

・動作が安定している。

・様々なライブラリをサポートしているため、このアプリ一つで大抵のことはできる。

・Pandasが使えるのでデータ分析がiPadでできる。

デメリット

・値段が1840円と高価。